忙しくて犬のシャンプーや入浴ができず、嫌なニオイがしたり、フケが出てきたりした経験がある方、多いのではないでしょうか?
日ごろのケアを怠っていると皮脂や汚れがたまってしまい、皮膚被毛の病気につながってしまう可能性があります。
今回は、皮膚被毛を清潔にしていないと起こる病気をお示ししたうえで、どういった異変が生じるのか、ご家庭ではどのくらいの頻度でどういった対策をすればよいのか、といった情報をご紹介します。
皮膚被毛の病気一覧
皮膚被毛のケアが不十分だと、以下のような病気の発症につながる危険性があります。
それぞれの病気の詳細については、別の記事でご紹介したいと思います。
また、これらの病気は犬種や持病の有無、生活環境によっても発症するリスクが違ってくる可能性があることも、頭に入れておきましょう。
皮膚被毛に現れる異変
では、被毛皮膚の病気にかかると、どういった変化が現れるのでしょうか?
病気の種類によってもまちまちですが、一般的に皮膚被毛の病気では以下のような症状がみられます。
- 皮膚が赤くなる
- カサブタができる
- 不快なニオイがする
- 毛が抜ける
- かゆがる
- 引っかいたところが傷つく、出血する
- フケが出る
- 皮膚がべたつく
- 黒っぽく色素が沈着する
これらの症状は放っておくとどんどん悪化して、生活の質(QOL)を下げる原因になってしまいます。
ご家庭での対策
こうした病気にかからないようにするには、ご家庭でのケアが肝心です。
愛犬そのものをきれいにする方法として、一般的にはシャンプーやブラッシングなどが挙げられますが、特におすすめなのが入浴です。
というのも、月1回ほどのシャンプーでは皮膚被毛を長く清潔に保てず、かといって頻繁にシャンプーをすると皮膚のバリア機能を壊してしまう可能性があるからです。
理想は3日に1回ですが、まずは週1回の入浴から始めてみましょう。
それ以外に、飼育環境を快適にすることも大切です。床や毛布などに汚れがたまらないよう、こまめに掃除・洗濯するだけでなく、エアコンや加湿器・除湿器で適度な温度・湿度を整えてあげましょう。
まとめ
皮膚被毛の病気を予防するには、日ごろのケアが必要不可欠です。
犬の温泉は、皮膚が弱い犬でも定期的にご使用いただけるよう、刺激が強い成分は含まれておりません。
「フケやニオイが気になるけどシャンプーが合わない」「こまめに入浴させてあげたいけど皮膚への刺激が気になる」といった方は、ぜひご利用ください。
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監修者:Vrite(ブライト)
獣医師で専門書の編集経験がある代表を中心として、ウェブコンテンツの記事作成などを手掛ける。
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